17の目標を知る

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12.つくる責任 つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

目標達成を目指す理由

私たちは、食品や水、家電など地球にある様々な資源を使って、多くのものを生産し、それを消費しながら生活しています。その生産・消費の量は多く、現在の生活を続けていると、世界の人口が2050年までに96億人に達した場合、地球が3つ必要になると言われているほどです。また、世界で1年間につくられた食品のうち3分の1が捨てられているなど、ごみの廃棄といった問題もあります。こうした状況を変えるためには、最小限の資源でものづくりを行い、ものを大切に長く使うことが必要です。

主なターゲット
  1. 12.1

    開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、すべての国々が対策を講じる。

  2. 12.2

    2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

  3. 12.3

    2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる。

  4. 12.4

    2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物資やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

  5. 12.5

    2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

  6. 12.6

    特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。

  7. 12.7

    国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。

  8. 12.8

    2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

  9. 12.a

    開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。

  10. 12.b

    雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。

  11. 12.c

    開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する、化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。